お知らせ
2017.09.15
新刊発売のご案内~『職場の問題かるた』
2017年9月15日、新刊『職場の問題かるた』(技術評論社)(作:沢渡あまね/イラスト:白井匠/CV:戸松遥)を発売開始いたしました。
沢渡 あまね12作目の著作は、初のエンターテイメントコンテンツです。本書にこめた沢渡の思いを綴りました。
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「働き方改革」
もはやブームのようなこの言葉。どうも上滑りしている気がして、私はすごく違和感を覚えていました。
だってね、政府が騒げば騒ぐほど、経営者が踊るほど、現場は、~管理職も社員も~、重たい顔になっていくんです。
「やらされ感」満載、「どうせ変わらないだろ」みたいな諦めモード。
当の経営者も頭を抱え、どんどんと険しい顔になる。
そう……そこに笑顔がないんです!
そんな改革、うまくいくハズがない!
この重苦しいムード、堅苦しい雰囲気、そろそろ何とかしたい!
私自身、カタいの大嫌い!!!
そこで、
かるた、作ってみました。
働き方改革界、初のエンタメコンテンツ。
はっきりいって、チャレンジです!
だって、私エンタメなんてやったことないですもん。
出版社の技術評論社さんも、編集の傳さんにとっても初の試み。
そう、誰もがチャレンジ!
そんな作品なのです。
このチャレンジに共感してくださり、力を貸してくださった皆さんには本当に感謝しています。
イラストの白井 匠さん、声の戸松 遥さん。
装丁の石間 淳さん、本文デザインの小林 麻実さん、
音声収録と作成を担当いただいたオトバンクの皆様。
皆さん、本気のシュールさと、本気の遊び心、そして本物の技術と魂を持ったプロの職人たちです。
おかげさまで、プロの本気と本物の結晶。素晴らしい作品ができあがりました。
そのキャスティングをしてくださった編集者 傳 智之さんにも改めて感謝いたします!
(きっと社内調整も相当大変だったことでしょう。チャレンジですからね!)
一冊の本を作る。
これはプロジェクトマネジメントです。
特技も個性も年代も違う、多様性あるメンバーが、同じゴールに向かって技と力を発揮する。
しかも、基本的にリモートワーク(私は傳さん、戸松さん、石間さんとしかお会いしたことがありません)。
それは、編集者というプロジェクトマネージャがいてこそ、そしてメンバーの本気があってこそ成り立つものだと実感しています。
是非、みなさんにもこの本気の一作を楽しんでいただけたらって思います。
もちろん、「かるた」のような明るいノリが合わない職場もあるかもしれません。
すべての職場にヒットしないかもしれない。
でもね…
やっぱり堅苦しい、重くるしい雰囲気からは本音は出ないんです。
うそ偽りに、どんな素晴らしい対策を打っても、やっぱり空振りするんです。
そんな改善策は長続きしないんです。
現場の本音を、現場のリアルを引き出す。
それは容易ではありません。
だから、景色を変えて、手を変え品を変えする必要があると思うんです。
たまには明るく、そろそろ楽しく、遊びゴコロがあってもいいじゃないですか。
『職場の問題かるた』があなたの職場のコミュニケーションに、そして、日本の職場の新たなムーブメントにつながったら本望です。
匠の技と思いが詰まった作品。届け! 広くあまねく、遥か彼方の職場まで!
2017年9月15日
沢渡 あまね
http://gihyo.jp/book/2017/978-4-7741-9193-5
~~ 『職場の問題かるた』キャスト ~~
作:沢渡 あまね
イラスト:白井 匠
読み手:戸松 遥
装丁:石間 淳
本文デザイン:小林 麻実(TYPEFACE)
音声制作:オトバンク
編集:傳 智之
改革プレイヤー:全国の読者のみなさま
印刷・製本:加藤文明社
発行:技術評論社
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